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迅速BET比表面積評価(BET多点法による)

BELSORP シリーズは、多孔性材料の BET 比表面積、細孔分布、ガス/蒸気吸着量などを幅広く評価できる吸着量測定装置です。
BELSORP MINI X は、研究開発や品質管理の現場で「誰でも簡単に比表面積を測りたい」という声に応えて開発した、コンパクトで簡単に測定可能なモデルです。

シリカ、アルミナ、カーボン、ゼオライトなどは、比表面積が性能に直結しますが、吸着等温線測定には時間がかかることがあります。特に生産現場では、短時間で確かな結果を得たいというニーズが高まっています。
そこで開発されたのが 迅速 BET 測定機能です。この機能により、BELSORP MINI X を含む BELSORP シリーズで、比表面積をスピーディかつ高スループットで評価できるようになりました。

迅速BET比表面積測定 

BET 比表面積評価において、フリースペース測定や吸着等温線の取得に時間がかかり、品質管理や生産現場では迅速なBET評価が難しいという課題がありました。
BELSORP共通の制御用ソフトウェア”BELCONTROL”を搭載したBELSORP MINI Xは、このような問題を大幅に改善し、フリースペース測定からBET比表面積解析までの一連の作業を最大4検体同時に30分以内で完了します。従来より大幅に短い時間で、精度を維持したまま高速に比表面積を評価できるため、現場で求められる“早くて正確な分析”が可能となりました。
BET 解析では、必要な測定点数が 5 点でも 3 点でも 1 点でも、最大4検体まで、BELCONTROL を使うことによって、高い精度で効率よく測定できます。短時間で正確な結果が欲しい、複数の試料を一度に処理したいという現場のニーズに応える、実用的で高速な BET 解析ソリューションです。

BET解析結果の出力がスムーズに

吸着等温線の測定後、BET解析の結果を出力するためには解析ソフト”BELMater”を起動し、解析を行い、出力するという手間が必要でした。
BELControlを使うことによって、解析ソフトは不要となり、測定テンプレートに BETの解析範囲を設定しておくだけで、吸着等温線測定の完了と同時に BET 比表面積結果の PDF が自動生成されます。これにより解析時間がなくなり、誰が測定しても同じ品質のデータを迅速に出力することができます。

測定をより簡単に

BET評価では、材料や検体数に応じて測定条件の最適化が必要になり、測定条件決定までの時間がかかることがあります。BELControl では、目的に合わせたテンプレートを選ぶだけで測定を始められ、最大4検体まで効率よく測定できます。テンプレートは自由に変更でき、材料の種類や比表面積、必要なデータ点数が異なっても、短時間で安定した測定が可能です。

さらに GDO(Gas Dosing Optimization)機能を使えば、過去の等温線データを読み込むだけで、最適なガス導入条件を自動で計算します。テンプレート作成や試行錯誤は不要で、繰り返し測定もスムーズに行えます。

迅速BET比表面積評価(BET多点法による) - FAQ

BELControlを利用してBET比表面積をどのくらい短時間で評価できるか?

BET 比表面積の評価時間は、検体数やデータ点数、試料の表面積によって変わります。BELControl を使えば、最大4試料のフリースペースを15分以内で正確に測定できるため、短時間で安定したBET比表面積評価が行えます。

フリースぺース測定が重要な理由は?

フリースペースとは、サンプルセルの中で「試料が占めていない空間」のことです。吸着等温線を測定するためには、試料の量が測定ごとに異なるため、この空間を正しく測定することが必要です。なお、フリースペースの測定には、ヘリウムが極低温下において吸着しないため、一般にヘリウムガスが用いられています。

BELControlを利用してBET比表面積をどのくらい短時間で評価できるか?

ゼオライト触媒、カーボン吸着材、シリカ・アルミナ担体、MOF・COF 吸着材、さらには電池材料など、さまざまな分野で使われる材料の性能は、比表面積と密接に関係しています。そのため、BET 比表面積の評価は、材料性能を正しく判断するうえで欠かせません。