BELSORP/BELCATシリーズに代表される(ガス)吸着測定・解析技術が、世界最先端の多孔性配位高分子/金属有機構造体(PCP/MOF)研究を支えています
化学の歴史に刻まれる瞬間、そしてMICROTRACグループにとって誇りある出来事です。当社の(ガス)吸着測定・解析技術が貢献を果たした研究が、2025年のノーベル化学賞を受賞しました。
今回のノーベル化学賞は、北川進氏、Richard Robson氏、Omar Yaghi氏による多孔性配位高分子/金属有機構造体(PCP/MOF)の革新的な研究に対して贈られました。PCP/MOFは現代の材料化学を一変させ、エネルギー・環境・産業分野に新たな可能性を切り開いています。
北川進氏らは、MICROTRAC製の測定装置を多数活用して研究を進めてこられました。中でも、吸着材料の評価において高い精度と信頼性を誇るBELSORP/BELCATシリーズは、ガス吸着量や比表面積、細孔分布といったPCP/MOF研究に不可欠なパラメータを高精度に測定し、新しい材料の開発を力強く支えています。
(ガス)吸着測定・解析技術により
が可能となります。
この栄誉は、世界中の知見と革新を結集するMICROTRACグループの強みを示しています。当社には、PCP/MOF分野および吸着・触媒関連分野で博士号を取得した多くの科学者がいます。これは、当社の技術とノウハウが世界の材料科学の最前線と深く結びついている証です。
マイクロトラック・ベル株式会社 代表取締役社長 仲井和之は、受賞者へのメッセージでこう述べています。
「多孔性配位高分子/金属有機構造体に関する先駆的な研究は、材料科学と化学に新たな地平を切り開き、エネルギー・環境・持続可能性といった地球規模の課題に革新的な解決策をもたらしました。」
この言葉は、私たちの使命を象徴しています。それは、より持続可能な未来を築く研究者を支援することです。
未来に向けて
MICROTRACグループは、科学・産業・社会に貢献する技術革新を推進し、世界の研究者とともに、さらなる高みへ挑戦し続けます。